イケメンくんと甘めな恋
「俺、日向渉(ひゅうがわたる)。一応2年。よろしく!」
先輩だったんだ……
あれ?よく見ると………イケメン!?
さっきはあんまり顔見なかったから、わかんなかったけど…
身長は180はあるだろうし、顔も女の子受けしそうな甘いルックスだ…
この人…絶対女遊び激しい……
「あのさ、そんなガン見されると照れるんだけど…」
「あっ、すいません…」
いけない、自分の世界に入ってしまった…
「あの、お話ってなんですか??」
「その前に、君の名前教えてよ!」
「…加宮…瑠菜です」
「瑠菜ちゃんね!話っていうのは…って、もう時間ないじゃん!入学早々遅刻はまずいよね?」
先輩にそう言われて、自分のケータイを見てみると、確かに時間がなかった
「じゃあ、とりあえず放課後に部活見学あるから、その時に体育館に来てもらえる?」
「え…どうしてですか??」
「まぁ、説明は放課後ってことで!じゃあ、絶対来てね!?」
そう言って、日向先輩は走って行ってしまった
放課後に来いって…なんで?
私、初対面だよね…
「……あっ!!ヤバイ!遅刻しちゃう!!!」
色々考えていると、時間がないことに気付き、私は猛スピードで教室へと向かった