無題
…チュンチュン♪
鳥のさえずりで目が覚める。
「う~ん‥」寝ぼけながらも 今日が制服購入の日だとすぐに気付く。
パジャマのまま、階段を降り リビングへ。
「お母さん、仕事終わったら一秒でも早く帰って来てね。あ!お昼あたしが焼きそば作っておくから楽しみにしてて~!ニッ!」
「め、珍しいこともあるもんだわね~。雨、降りださなきゃいいけど?!」
「ふん、じゃあ作んないっ!」
「あ!うそ、うそ~。はいはい、楽しみにしてますからね、特別美味しいのをよろしくね。」
そして、お母さんは だまって黙々と新聞を読みながら朝食をとるお父さんをチラッと見た。
お父さん…ほんと お母さんと喋らないな。
ま、私もお父さんなんかと喋りたくないけどね…
あたしはお母さんと 今日の予定を確認しながら 楽しくお喋りを続けた。
ガチャリ。玄関のドアの音がした。いつの間にかお父さんはリビングを後にし、会社へと出掛けたらしい。
なんかやっぱり、変なうちだよね? うちって仲悪い。 両親、冷えてるよね?冷えきってるよね…
寂しいっていう感情はもう無い。そういう感情は過去の事。
あたしには、お母さんがいる。お母さんがいればそれでいい。
…けど お母さんは? お母さんはどうなの?
聞きたいけど 聞いちゃいけない気がする。聞いたら、全てが 終わってしまうような……なんかコワイんだ…
鳥のさえずりで目が覚める。
「う~ん‥」寝ぼけながらも 今日が制服購入の日だとすぐに気付く。
パジャマのまま、階段を降り リビングへ。
「お母さん、仕事終わったら一秒でも早く帰って来てね。あ!お昼あたしが焼きそば作っておくから楽しみにしてて~!ニッ!」
「め、珍しいこともあるもんだわね~。雨、降りださなきゃいいけど?!」
「ふん、じゃあ作んないっ!」
「あ!うそ、うそ~。はいはい、楽しみにしてますからね、特別美味しいのをよろしくね。」
そして、お母さんは だまって黙々と新聞を読みながら朝食をとるお父さんをチラッと見た。
お父さん…ほんと お母さんと喋らないな。
ま、私もお父さんなんかと喋りたくないけどね…
あたしはお母さんと 今日の予定を確認しながら 楽しくお喋りを続けた。
ガチャリ。玄関のドアの音がした。いつの間にかお父さんはリビングを後にし、会社へと出掛けたらしい。
なんかやっぱり、変なうちだよね? うちって仲悪い。 両親、冷えてるよね?冷えきってるよね…
寂しいっていう感情はもう無い。そういう感情は過去の事。
あたしには、お母さんがいる。お母さんがいればそれでいい。
…けど お母さんは? お母さんはどうなの?
聞きたいけど 聞いちゃいけない気がする。聞いたら、全てが 終わってしまうような……なんかコワイんだ…