ナミダヅキ



アカカギと呼ばれるものはアサギの方に顔を向けた。



白く目が描かれた仮面をかぶっているため表情はわからない。



赤い絹の着物が左右に揺れた。



「アサギ・・・。」



あれ・・・もしかしてのアサギの恋人って・・・



「お二人・・・デキテル感じ??」



私はニヤニヤしながらアサギとアカカギを交互に見た。



「ナッナミダさん!!」



アサギは頬を赤らめ大きな声を上げた。



< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop