おかしいよ
「それ、いいかもだけど」
そんな事やったら
成績落ちるし
「それにそこまでやっても
忘れる子なんてたくさん
いるから印象づけれなか
ったら....
最悪なパターンじゃん」
「確かに」
納得すんな、よー
ぐいぐいと後ろの席の百恵を
つっつくと百恵は
真面目な瞳で「納得したから」
とキパッと言い張った
「はあ、先生にまず
あたしの名前が覚えて
もらっているのかさえ不安」
そう、先生の事好きだけど
あっちは絶対気づいてない
こんな乙女な視線を
ムンムン出しているのに