ご主人様との甘い契約
第1章
出会い
「はあっ・・・。ハアッ。」
もうどれだけ走ったのだろう。
息がもう切れかけて、足はもう既に疲れかけていた。
ちょっと、やばいな・・・。
なんとか路地に隠れた。
けど
もう、走る気力が残っていない。
お願い、見つからないで・・・!
「いたっ! そこだ!」
願いもむなしく、見つかってしまった。
わたしは 山村春奈。
一応これでも高校は何とか行っていて、
現在高2なんだ。
< 1 / 219 >