ご主人様との甘い契約
「お願いしてもいい?ですか!」
私はこうするしかないと思った。
でも、やっぱ悪いかも・・・。
だって赤の他人だし。
「・・ただし、条件がある。」
「・・・?」
条件付きか・・・・・。そりゃ条件付きじゃなきゃね。
「俺の使用人になれ。」
「はい?」
使用人って、あの使用人だよね?
昔、家にいた・・・。
・・・・・。
「お前に拒否権はないと思うけど。」
もうっ、こうなったら・・・
「・・・やります。」
「契約成立だな。じゃあ、朝昼晩の飯と、掃除、洗濯、などなど・・。あと俺の命令は絶対だ。」
「えぇ~~~~。」
これがこの人との、最悪で最高な出会いだった。