ご主人様との甘い契約



一言って難しい・・・。




「親父が多忙なせいで正式な結婚式はできないけど、結構盛大に披露宴が行われるらしいぜ。」




「そうなんだ・・・。」



そりゃそうだよね。


忙しいからしょうがないか・・・。




「春奈、手、貸して。」



「え? あ、うん。」



わたしは訳が分からず手を出した。



「・・・はい。」




「・・・わぁ・・・。」




手には小さなハート型のダイヤモンドがついた指輪がはめられていた。




 





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