ご主人様との甘い契約






「・・・高校生になったら、再度来るからな。その時までに金を用意しておくんだな。」




「え?ちょっと!ちょっ、まってください!」



私の声が届いているはずなのに振り向かなかった。



どうしてなんだろう。



何で私がこんなめにあわなくちゃいけないんだろう。



私は男の人が立ち去るのを呆然と見ていた。


   
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「こら待てー!!もう逃げられないぞ!」




もう!しつこいなぁ!



私に返せるわけないでしょ!


第一、私は貧乏なんです!!





「はあはあ・・・ッもうだめ・・・・」



予想以上に息が続かず、息が切れてきた。




・・・もう駄目だ。















    





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