ご主人様との甘い契約
「あ、春奈、飲み物買ってくるの?」
瑠衣がちょうど隣の部屋から出てきたところだった。
「うん。翔貴のも。」
「ここ、サイコーだね!!部屋広いし、眺めいいし。温泉が有名なんだってー。」
瑠衣がパンフレットを見せながらそう言った。
「え、そうなの?」
温泉か・・・。
「あ、翔貴君と緊張するんでしょ。」
ドキッ。
「そんなわけないでしょーー!!」
「・・・冗談なんだけど。」
「え。なんだ・・・。」
びっくりした・・・。
「やっぱ緊張してるんだ。」
瑠衣にカマかけられた・・・。