ご主人様との甘い契約






「あ、春奈、飲み物買ってくるの?」


瑠衣がちょうど隣の部屋から出てきたところだった。



「うん。翔貴のも。」





「ここ、サイコーだね!!部屋広いし、眺めいいし。温泉が有名なんだってー。」



瑠衣がパンフレットを見せながらそう言った。


  
「え、そうなの?」


温泉か・・・。


 

「あ、翔貴君と緊張するんでしょ。」



ドキッ。

 

「そんなわけないでしょーー!!」





「・・・冗談なんだけど。」



「え。なんだ・・・。」


びっくりした・・・。



「やっぱ緊張してるんだ。」



瑠衣にカマかけられた・・・。






< 71 / 219 >

この作品をシェア

pagetop