ハチャメチャ学園記
腰まであるロングの黒髪に少し明るめの黒い瞳。

俗に言う、大和撫子と言うのは、この人のような女を指すのだろう。

女子は、私のそばまで走ってくると肩で息をしながら話す。


「久しぶりだね…元気に…してた…?」


「はい、お久しぶりです、楓先輩。…大丈夫ですか?」


この人は楓先輩こと

皆川 楓(ミナガワ カエデ)
さんだ。

ある事情で小さいころからとても仲良くさせてもらっている。

他の生徒からも、とても慕われており、生徒会に所属しているらしい。


「よし、じゃあ行くわよ!!」


楓先輩は、息を整えると、さっさと歩いて行く。

(はて?どこに行くのやら…)

とにかく、私は先輩について行くことにした。
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