子守唄
「大学院まで浪人もせずにストレートでいって24歳だろ
そこから修行したとして、、、やっぱり30以上か!」

「でも、そんなことが判ったからってなんになるの?」

と女は言った

木戸はまたもあきれた顔で言った

「われわれのような、生きてる場所がまったく人間を集める
なんてお前にできるか?」

「できない」

「ではなぜ、犯人はできた?」

「うーーん、、、私の事を知ってた、、
ええーー!つまり知り合い」

「そうだ、要するに五人に共通の知り合いだ」

「なぜ!?」

「俺たちのことを、特別な存在とどうやって知ったのか?
見ただけ、聞いただけで判るか?」

「じゃあ、五人の共通する知り合いが、犯人ってわけ?」
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