猫背とカーディガン。
長い下り坂を下った先に
あいつのアパートが見えた。

築70年だとあいつが言ってたのが
本当か嘘かわからないくらい古いアパート。

錆びた階段を上ってすぐの205号室。



下り坂を下りながら思い浮かべる。
これから起こることを。

あいつの少し小さい手。
驚くほど冷たい手。

背中にある
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop