万事急須っ!?
プロローグ ーprorogueー
いつもと同じ毎日。
そんな何ら変わりのない日常が今日はちと違っていた。
俺の頭の上に何かが勢いよく落ちてきた。
俺はその衝撃でしばらくその場に倒れて気絶してた。
いやいやいや。
人が倒れているんだから誰か救急車呼べよ!?
と、道行く薄情な人達に心の中で突っ込みながら、起き上がった。
いてて。
ところで何が俺の頭の上に当たったんだ?
かなり…いや、相当痛かったぞ?
頭にコブまで出来たじゃねーか。
俺はじんじんと痛む頭を擦りながら、キョロキョロと辺りを見渡した。
するとあるものが転がっていた。
………急須……だと!?