【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
「陽介…?って、はるちゃんと仲良かった?」


「そう!今日陽介も行くんだよ」


そう言った時車が私たちの前に止まった。


スモークの貼ってある助手席の窓が開き渓が顔を出す。


渓の派手さに驚いたさっちゃんだったが、きちんとした挨拶に安心したような笑顔を浮かべた。


「陽介!さっちゃん!!」


窓から運転席に座る陽介を呼ぶ。


陽介は驚いた顔をした後車を降りてきた。


「さっちゃんって、あの大学生の!?分かんなかったわ。老けたな(笑)」


「当たり前でしょ!陽介くんこそ大人っぽくなったね。あ、はるちゃんといずちゃんよろしくね。絶対9時までに帰してよ?」


そんな会話をしながら、連絡先を交換していた。
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