【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
陽介の大きな手と、優しい笑顔。


胸に懐かしさと安心感が広がっていく。


「今日はどこ見たい?」


渓も後ろを向いた。


「「マルキュー!!」」


いずちゃんと声がかぶり車が笑い声で溢れかえった。


施設から1時間かからないくらいで渋谷に着いた。


渋谷は雑誌そのままの景色。


スクランブル交差点は人でごった返し、渓が普通に見えるくらい派手なギャルがたくさん歩いてる。


ガヤガヤと人の声が響き、コンクリートからの照り返しと人の熱気ですごく暑く感じた。
< 106 / 358 >

この作品をシェア

pagetop