【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
「少し早いけど夕飯食うか?」


陽介が時計を見ながら言った。


首にぶさら下げていた携帯を見ると、17時を回る所。


夏は陽が落ちるのが遅くて、時間の流れが分からなくなる。


でも、今日は楽しすぎて時間を忘れてたんだろうな。


「何食いたい?」


私といずちゃんに聞いてきた。


焼き肉、お好み焼き、お寿司、ハンバーグ、色々頭に浮かぶ食べたい物。


「「ピザ!!」」


いずちゃんとお互いを指差しながら声がかぶる。


「難しいとこいくな(笑)」


そんな私たちを直樹が笑った。
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