【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
だから何でも食べられる状況で、選択したのは2人ともピザだった。


「ピザ屋なんかどっかあったか?」


なんて3人で話し合いながら歩き出す。


私といずちゃんは、ダメと言われなかったことに喜んで手をつないでスキップをした。


たかがピザ。されどピザ。

いつもなら施設にいるはずの時間に、帰った時の憂鬱さもなく、友達と夕飯を食べて帰れる。


しかも、ずっと食べてみたかったピザ。


こんなに浮かれた自分は久しぶりだ。


嬉しくて嬉しくて、自然と顔を緩ませながら表参道を歩いて行った。
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