【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
部屋に戻り、あのケースの持ち主を探すがいない。
「ねぇ、明日香どこ行った?」
いずちゃんのベッドのカーテンを開ける。
「あーちゃん?今刑務所」
刑務所とは、ペナルティで入れられる外出禁止の部屋の通称。
刑務所とか今は洒落にならないし。
苦笑いを浮かべた私に、いずちゃんが起き上がった。
「あーちゃんがどうかした?」
「いや別に…。それより、直樹に聞けたの?」
話題をそらすのに1番効果的な直樹の名前を使う。
「…聞けない…。怖いもん」
口を尖らせていずちゃんが言った。
「そっか。早く気持ち聞けるといいね」
「ねぇ、明日香どこ行った?」
いずちゃんのベッドのカーテンを開ける。
「あーちゃん?今刑務所」
刑務所とは、ペナルティで入れられる外出禁止の部屋の通称。
刑務所とか今は洒落にならないし。
苦笑いを浮かべた私に、いずちゃんが起き上がった。
「あーちゃんがどうかした?」
「いや別に…。それより、直樹に聞けたの?」
話題をそらすのに1番効果的な直樹の名前を使う。
「…聞けない…。怖いもん」
口を尖らせていずちゃんが言った。
「そっか。早く気持ち聞けるといいね」