【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
その後のことはよく覚えていないが、とりあえず夢を見た。


私がダイニングテーブルに座ってる。


広いリビングに明るい光が差し込み、庭には綺麗な花がたくさん咲いていた。


母親が料理を運んできた。


湯気のたつスープ、ハンバーグには私の好きなチーズが乗っかり、パスタや彩りの綺麗なサラダ。


たくさんの料理がテーブルに並び、母親が誰かを呼んだ。


階段から下りてきたのは男の人。


いるはずもない父親。


父親の手には大きなテディベア。


はしゃいでそれを受け取った私の頭を優しく撫でてくれた。


振り返ると、母親がいちごのたくさん乗ったケーキを持って笑ってる。


テディベアをソファーに置いて、私は満面の笑みでダイニングテーブルに座った。
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