【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
初めて行った陽介の家は、玄関に入るとココナッツの甘い匂いの中に爽やかさも混じったようなすごく心地よい匂いがした。
白い艶のあるタイルの玄関には、キラキラってマークが浮かびそうなほど艶のある黒い靴が1足置いてあるだけ。
友達の家のように靴箱の上に飾りがあったり、傘が置いてあったり、そんなことは全くない。
生活感のない玄関。
そう感じた。
白い壁に白いフローリングの短い廊下の向こうにあるドアを開けると、これまた生活感のない広いリビングだった。
「ここ、本当に陽介の家?」
思わず聞いてしまった。
だって、施設にいた時の陽介の部屋はものすごく散らかし放題だったから。
同室の人のせいもあったんだろうけど、陽介の机はいつも物がぐしゃぐしゃに置いてあり、ベッドには漫画やらゲームやら服やらが散乱してた記憶しかない。
白い艶のあるタイルの玄関には、キラキラってマークが浮かびそうなほど艶のある黒い靴が1足置いてあるだけ。
友達の家のように靴箱の上に飾りがあったり、傘が置いてあったり、そんなことは全くない。
生活感のない玄関。
そう感じた。
白い壁に白いフローリングの短い廊下の向こうにあるドアを開けると、これまた生活感のない広いリビングだった。
「ここ、本当に陽介の家?」
思わず聞いてしまった。
だって、施設にいた時の陽介の部屋はものすごく散らかし放題だったから。
同室の人のせいもあったんだろうけど、陽介の机はいつも物がぐしゃぐしゃに置いてあり、ベッドには漫画やらゲームやら服やらが散乱してた記憶しかない。