【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
ぷらぷら揺らしていた足から靴を脱ぎ捨て飛ばすと、弧を描いて下の砂浜に落ちた。
…ここからじゃ低すぎる?
海に飛び込んだ方がいいよね。
そう思って一旦柵から降り、海に飛び出す崖の方へ歩いて行った。
すると、突然後ろから肩を捕まれた。
驚きながら振り返ると、息を切らしたさっちゃんが立っている。
「探したんだからね!はぐれたって連絡きて…って、靴片方どこやったの!?」
乱れた呼吸でゼイゼイ言いながらもまくし立てる。
さっちゃんの腕を振り払って、走って柵に登った。
「はるちゃん!!」
柵の外の崖に出た私を必死に押さえるさっちゃん。
しばらくもみ合ったが、周りにいた人たちも止めに入り私は稲村ヶ崎公園のベンチに座らされた。
興奮しているのもあって、何を言ったかは覚えていない。
でも、泣きながら死なせてと叫んでいた気がする。
…ここからじゃ低すぎる?
海に飛び込んだ方がいいよね。
そう思って一旦柵から降り、海に飛び出す崖の方へ歩いて行った。
すると、突然後ろから肩を捕まれた。
驚きながら振り返ると、息を切らしたさっちゃんが立っている。
「探したんだからね!はぐれたって連絡きて…って、靴片方どこやったの!?」
乱れた呼吸でゼイゼイ言いながらもまくし立てる。
さっちゃんの腕を振り払って、走って柵に登った。
「はるちゃん!!」
柵の外の崖に出た私を必死に押さえるさっちゃん。
しばらくもみ合ったが、周りにいた人たちも止めに入り私は稲村ヶ崎公園のベンチに座らされた。
興奮しているのもあって、何を言ったかは覚えていない。
でも、泣きながら死なせてと叫んでいた気がする。