【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
授業中、渓と出会ってから少しずつだけど日常が変わったなぁと考えていた。


渓と臨港パークで話さなかったら、直樹と出会わなかったし、きっと陽介とも再会してなかった。


いや、まじであの日は偶然だったよな。


直樹今より全然チャラチャラしてたし、陽介、ハルカとか呼ばれてたし(笑)


…。


そんな陽介と再会した時のことを回想をしていた時、ふと思い出した。


渓が口を尖らせながら、私と陽介の仲の良さを指摘してきた…。


あの渓の顔がひっかかったんだ。


で、さっきのバレないようにってひっかかった言葉…。


誰にもバレないように…じゃなくて、私にバレないようにってこと…?


渓と陽介が知り合ったのは今年の初めに、直樹が企画した新年会だって言ってた。


え…?渓が好きなのって陽介…?


いや、まさか(笑)


私が勘ぐりすぎてるだけでしょ。


…まさか…ね…?
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