【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
中2の時に行った宿泊教室で夜中タバコを吸いに抜け出した時、康平に会った。
知ってはいたが話したことのなかった康平の笑顔に懐かしさが広がり、私は珍しくすぐに打ち解けたんだ。
春休み、告白されて付き合うことになった。
康平と付き合って、面倒だと思って1度も出ていなかった体育祭や文化祭、合唱コンクールなどの行事に参加した。
たった1年未満の付き合い。
中学3年間の生活で考えれば短い時間だったのだろうけど、私には1番濃い時間だった。
1度だけしか参加しなかった合唱コンクールの課題曲を歌いながら、思い出が溢れ返る。
康平のおかげで、きちんと行事に参加したから色んな子とも仲良くできて中3のクラスは楽しかった。
もし、1年の頃からクラスの輪に入るようにしてたら、私は変われていたのかな…。
もっと学校が楽しいと思えてたのかな。
友達と距離を取る付き合い方なんかしなかったのかな。
子供すぎた自分に後悔も溢れていく。
周りより大人だと言い聞かせて自分を保っていただけで、私は誰よりも子供だった。
意気がるだけのガキでしかなかった中学生だったんだ。
知ってはいたが話したことのなかった康平の笑顔に懐かしさが広がり、私は珍しくすぐに打ち解けたんだ。
春休み、告白されて付き合うことになった。
康平と付き合って、面倒だと思って1度も出ていなかった体育祭や文化祭、合唱コンクールなどの行事に参加した。
たった1年未満の付き合い。
中学3年間の生活で考えれば短い時間だったのだろうけど、私には1番濃い時間だった。
1度だけしか参加しなかった合唱コンクールの課題曲を歌いながら、思い出が溢れ返る。
康平のおかげで、きちんと行事に参加したから色んな子とも仲良くできて中3のクラスは楽しかった。
もし、1年の頃からクラスの輪に入るようにしてたら、私は変われていたのかな…。
もっと学校が楽しいと思えてたのかな。
友達と距離を取る付き合い方なんかしなかったのかな。
子供すぎた自分に後悔も溢れていく。
周りより大人だと言い聞かせて自分を保っていただけで、私は誰よりも子供だった。
意気がるだけのガキでしかなかった中学生だったんだ。