【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
「はるかちゃんは俺らとタメなの?」


俺ら…ってことはみんな陽介とタメなのかな?


「や、こいつは3つ下だから…15。中3だよな?」


陽介が優しく笑いかける。


久しぶりにそんな笑顔を見たからか、照れくさくて視線をそらしながら頷いた。


「中学生!?渓の1つ下!?見えねー!!」


驚く直樹。


渓は私の1つ上なんだ…。


朝はタメくらいかなって思ったけど、化粧してると陽介たちより上って言われても納得できる。


「あ、俺はハルカ…陽介と中学が同じなの。ま、陽介が転校するまでだけどな」


「えーハルカって転校生なの?」


直樹と渓が陽介の転校話で盛り上がっていく。
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