【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
しばらく返ってこないと思ってたいずちゃんからのメールは、すぐに返ってきた。


『まじ!?施設関係者ってこと!?すぐ行く!!』


ん?何か勘違いしてる…?


まぁいいか。


「すぐ来るって」


陽介にそう伝えると、陽介は自転車止めの柵に腰を落とした。


ハーパンのポケットからタバコを取り出し火をつける。


昔とは違う銘柄のタバコ。


何か違和感がある。


ううん、違和感を感じるのはそれだけじゃない。


5年振りに会ってすぐ陽介だと分かったけど、よく見ると全然違う。
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