【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
「はるか、ごめんね!!」


そう息を切らせながら言ういずちゃんの目は、私以外の3人を見ていた。


「あ、これがいずちゃん。こっちが陽介。いずちゃんが施設来る前にいたの。で、陽介の友達の直樹と渓」


私が簡単に紹介した後、3人の降りてきた白いセダンに乗った。


「はるか、番号入れといて」


運転していた陽介が、後ろに座る私の膝に携帯を投げてきた。


番号入れといてって…。


『はるか様』


で登録してやった。


すると、渓も番号交換しようと私といずちゃんに言いだし、結局みんなと番号交換をした。
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