【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
そんな私を笑う。


「香水とかでごまかせば?」


「香水…!」


閃いたように笑顔になった私にまた笑った。


「じゃあこれ吸ったら香水見に行っていい!?香水見に行くなんて初めてだから楽しみ」


そう満面の笑みで言った。


どれだけ稼いでも、無駄使いはしないようにしてた。


服も1回買ったらどんどん欲しくなりそうで、施設で買い物行く時にしか買ったことがない。


他の物もそうだった。


だから、買い物をできるのがすごく嬉しくて一気にテンションが上がっていく。
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