【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
「じゃあこれにしよ」


速攻で決めると直樹が驚いた。


「え!?ちょ、他の色々見ねーの!?」


「だって香水分からないし」


そう言うと、直樹は笑っていくつか人気のある香水を教えてくれた。


エンヴィとクールウォーターで悩んでいる時。


「クールウォーター家にあるから使いかけでいいならやるよ」


「まじで!?やった!!ありがとう!!」


直樹の一言でエンヴィに決めた。


店を出て、また川沿いに戻る。


さっそくさっき買った香水を箱から出した。


「貸してみ?」


直樹が私の左手首に香水をふりかけた。


「こうこすって首につけるとちょうどいいよ」


直樹の仕草を真似ながら、両方の手首をこすって、首にもこすった。
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