【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
学校に行く気なんてさらさらなかったけど、とりあえず帰らないと私以外の人に迷惑がかかる…。
憂鬱な気持ちでタクシーに乗り、口に出したくない行き先を告げた。
「さくら児童養護施設まで」
タクシーに乗って15分くらい。
施設の前に到着した。
玄関の扉に手を当て大きくため息をついた後、ゆっくりと手に力を入れた。
「はるか!!」
玄関で正座していたいずちゃんが、私の名前を大きく呼んだ後慌てて手で口を覆い、周りを見渡した。
「ごめん、バレた?」
私も周りの様子を伺いながら、小声でいずちゃんに話しかける。
「違う違う、はるかのせいじゃない。昨日夜中抜け出した罰」
憂鬱な気持ちでタクシーに乗り、口に出したくない行き先を告げた。
「さくら児童養護施設まで」
タクシーに乗って15分くらい。
施設の前に到着した。
玄関の扉に手を当て大きくため息をついた後、ゆっくりと手に力を入れた。
「はるか!!」
玄関で正座していたいずちゃんが、私の名前を大きく呼んだ後慌てて手で口を覆い、周りを見渡した。
「ごめん、バレた?」
私も周りの様子を伺いながら、小声でいずちゃんに話しかける。
「違う違う、はるかのせいじゃない。昨日夜中抜け出した罰」