割れた砂時計


だから私、決めたの。


「このこと、利樹にも話してくれる?……利樹は男の子だし、直接話すのは……」


『それで、また利樹に話きいて、私が電話するから』


「ありがとう」


止まらない、涙。
だけど、泣いてばかりはいられない。


いろいろ考えて、答えを出した。
決意、しました。


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