割れた砂時計
『ラブレターだよ!!絶対!』
うん、内容はわかる気がする。
こんなこと、中学生の時もあった。
それを、かばんにしまってローファーを出した。
「帰ろっ。ちょっとアイス食べたいな~」
『え、読まないの?』
「一応読むけど、そーゆー知らない人と付き合う気ないから…」
『はー。モテる女はいいわねえ』
馬鹿、
唯だって先輩によくしてもらってて、うらやましいよ。
とかなんとか言ってる時、
背後からの視線には気づかなかった。