割れた砂時計


あまり考えたことなかった。
私は人より鈍感だからなおさら。


俊が、私を好き?
はたから見たら、そうなのかな?


でも7月に入ってからは、
スリッパ棚に手紙が入っていることはなかった。


俊が、私を好きだとしたら、
周りの人はそれを知ってるのかな?


そしたら、つじつまがあう。





そんなこと言ってたら、
俊のことがなんだか気になってきちゃった。




暑いから、自室の窓を開けた。




――――――――――


< 23 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop