割れた砂時計


「うん、じゃーね!」


俊は私が家に入るまで手を振っていてくれた。




俊にシュートを決めて勝ってほしい。
それが私の気持ちだった。


あの、無邪気な笑顔が見たいから。


大会の日が、楽しみだ。


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