割れた砂時計
『『お邪魔しまーす』』
とにもかくにも、
年越しパーティーが始まりました。
久々に唯や利樹に会えたんだもん、楽しくすごしたい!
そんなこんなで、はっちゃける私たち。
『利樹~久々だな~俺、マジ幸せなんだよ~』
『ノロケかよーほら、食べろ』
そう言って、太巻きを俊に食べさせる。
久々に笑ったかも。
『ねね、ちょっと、亜実、2人で話そ!』
『おい!俺の亜実だぞ!触るなよー!』
若干、強めの口調。
だけどまあ、女の子だし。
『女の子の大事な体のお話なの!…何、興味あんの』
痛いばかりの唯の視線。
さすが。
『あーったよー。ちょっとだけな。…ったくよぉ』