幼馴染みと幸せな日を
或杜は成刄を抱え保健室に向かう


保健室に入ると保健室の先生の羽崎蓮ハサキレンがいた


蓮「どうした?」


或「殴られて気失ってんです・・・・」


悔しそうな顔をしながら言う或杜


蓮「そうか・・・ちょっと悪いけど制服めくるぞ?」


或杜は男にみられるのがいやだったがそんなこと言ってられなかった


腹には赤くなっているところと無数の痣


蓮「これ・・・今日だけじゃないみたいだね」


或「俺・・・気づけなかった」


蓮「今ちゃんと救ってあげたんだろ?」


或「でも・・・今まで気付いてやれなかった。一回呼び出し食らって泣いたことあったのに・・・」


蓮「でも今日救ったんだったらもうこれ以上やられることはない。あとは起きてからしっかり話することだな。」


蓮はシップを貼りながら言う


或「俺って頼りないんスかね・・・」


蓮「心配かけたくなかったんだよ。だから頑張って耐えてたんだ。わかってやれよ?」


或「はい・・・」


蓮「でも本人じゃなきゃわからないことだってあるんだよな。気づきたくても気づけない。だから言葉って大切なんだ。人を傷つけることも癒すこともできる。」


或「・・・」


蓮「不思議だよな。言葉の使い方だけで相手は喜んだり悲しんだりするんだ。」


或「そうですね・・・」



< 23 / 71 >

この作品をシェア

pagetop