闇を纏う(恋愛ミステリ)
― 弾痕からの煙が、椅子の頭部側面から立ち登っていた

後ろを見ると、海堂の車が遠くに見えた


純はホッと息をつくと、そのまま失神してしまった








「いい腕してるねぇ…」

椅子の頭部側面の焦げ臭いを嗅ぎながら、海堂はにやりと笑った


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