太陽のキセキ
心底嫌そうな顔をしているが仕方ない。
少しでも望みがあるヤツは友達にしとかないと。
中堂志に友達5人は難しい。
それに、いつか心吾の事を認めてくれると信じてるしな。
5時限目ももうすぐで終わりをむかえようとしている。
とうとう最後までサボってしまうことになった。
だけどこの時間だけで相当中堂志と打ち解けられた気がした。
普通に教室に連れていき授業を受けていたら、一生中堂志ってヤツのことがわからなかっただろう。
第一印象とはまるで違うのだから。
だけど中堂志がキツくて我が儘で自己中なのは事実にかわりはない。
しかも本人無自覚。
この性格どうしようかな。
「何よ。」
友達を作るにはそれをなんとかしなきゃなと、ため息つきながら中堂志を見遣るのだった。
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