太陽のキセキ
心なしか表情が柔らかくなって
「貴方達だけじゃ、物足りないわ。」
いるか?
上から目線とピンと伸ばした背筋。
勝ち気な瞳は自信に溢れていて。
ハハッ
超、中堂志って感じ。
「贅沢(ゼイタク)言うなよ〜」
"俺で勘弁して〜"と冗談っぽく両手を合わせて頼み込んだ。
どこからやってきたのか心吾が走り寄ってきて俺の真似をしだした。
二人並んで
"俺で勘弁して〜?"
心吾アレンジ、お尻フリフリも加わり・・・
中堂志がぷいっと顔を背(ソム)ける。
「ふ、」
「「ふ?」」
「フハハハハハハッ」
「「!?」」
堪えきれないとでもいうように目尻に涙を溜めながら笑った。
中堂志が笑ったんだ。
思わず二人してジーッと見つめてしまう。
「な、何よ?」
「「い、いや、」」
初めて見た中堂志の笑った顔。
元々キレイだと認識していたがいつも以上に可愛くみえたんだ。
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