透明な水
「入院はしないの?」

「しなくないんだ。こうやって明日見と一緒にいるなら尚更。」

私は、涙が止まらなかった。

光ちゃんは優しく微笑むと

「オレは、幸せ者だよ。」

ここで、光ちゃんは一息入れた。一気に話すのは苦しいみたいだ。

「オレの為に泣いてくれる人がいるなんてさ。」
「ずっと、そばにいるよ。」

私には何が出来るんだろう?
< 17 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop