透明な水
光ちゃんが診察室から出て来た。

「ゴメン。これから点滴するから、もう少し時間がかかる。」

「大丈夫。待ってるよ。いつまでも。」

私は、頑張って微笑んだ。

光ちゃんは処置室に入って行った。

光ちゃんの背中を見ていたら大粒の涙が頬を伝った。
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