透明な水
「たまごにする。」

私は、朝1番に光ちゃんに告げた。

「何? たまごが食べたいのか?」

「違うよ。猫の名前。」
「なんで、たまご?」

「光ちゃんが作ってくれる卵焼きが美味しいから。」

光ちゃんは、笑うと咳をした。

少し、顔色が悪い。

「今日は、もう少し休もうかな。」

光ちゃんは、寝室へ戻った。
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