透明な水
私は、耳をすましていた。光ちゃんの咳がひどい。

どうしていいか分からず、ウロウロした。“たまご”と名付けた猫が私を見上げていた。


抱き上げて、頭を撫でた。気持ち良さそうに目を閉じている。


改めて、光ちゃんがいなくなったら、どうしようかと、うずくまった。
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