最低なアイツ。
“ 結婚 ”
成人して、社会人になった俺の元に、突然届いたアイツの幸せの便り。
また更に後悔した。
アイツに気持ちを伝えておけば
こんな辛い想いをしなくてよかったのだろうか…って。
でもやっぱり、そうじゃないって考え直して。
アイツの幸せそうな顔なんて見たくないから、今日だって欠席しようと思ったのに…
勝手に足が会場に向いていた。
―行ってどうするんだよ。
―あいつらを祝うのか?
何度も繰り返す自問自答。