☆守ってやるよ☆

　　　私はその場の椅子を蹴った。




　　　・・・・・・・・・





　　　やってしまった・・




　　　

　　　あーあ。みんな当然、驚いてるね・・・・




　　まー。お兄ちゃんは別だけど・・・・・





　　　そう、私が前の学校を問題児と言われた理由・・・




　　それがこのことなんです・・・





　　　「姫乃・・・おまえ・・まさか、あの癖まだ治ってないのか？」






　　はい・・そのとうりです・・





　　はぁ。悠君たちも当然・・まだ唖然と固まっている・・・






　　　「ぅ」





　　私が「ぅん。」





　　と言う前に・・・




　　「なんだよ。その癖って。」




　　陸君にさえぎられた。




　　「そうだよ。理事長。俺らも知る権利ありますよね。」






　　　翼君・・・それはどういう意味で？？？





　　「そうですよ。これからこの姫を守るのは俺らです。
　　　姫のすべてを知らなきゃ守れるものも守れません。」



　　竜君・・・何をあなたも言ってるの？？？





　　「そうだな・・・」




　　お兄ちゃん・・あなたも何を納得しているの？？？？






　　　「姫乃は・・・・・」






　　お兄ちゃんが言う前に・・・・・





　　「ちょっと待って！！！！」





　　私は叫んだ。




　　当然、お兄ちゃんと悠君たちの視線は私にきた・・




　　それが恥ずかしくて下を向きながら、




　　でも、言いたいことは言った。