DISGUISE
確かに以前とは比べものにならない位に、とても明るい表情にはなった。
しかし仮面を着けている時には、遠く及ばない。
このままでも標準以上と言える晴れやかな顔だ。
だが、今の地位を維持するには、これでは駄目なのだ。
一目で人を惹き付けるような、圧倒的な魅力に欠ける。
見映えのするメイクを施してみたが、それでも全然物足りない。
由紀は愕然とした。

このままでは不味い。
何か策を講じなければ…

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