DISGUISE
何かおかしい。

そう感じた。
しかし由紀は、すぐに考え直した。

もう生きている事に、意味を見い出せない。
仮令これが爆発物などであったとしても、不可抗力で自分の存在を消してくれるのなら、その方が却って楽かも知れない。

由紀はもう迷わず、小包の封を切った。

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