金髪執事と1つ屋根の下
「うん…失礼だよ?」
そうだよ。今の話の中にあたしが悪い所なんてあった?
「でもそれは大目に見てあげた方がいいんじゃない?」
「なっ…!!!何で??」
「だってよく考えてみなさいよ?
学ラン金髪男子は昨日イキナリ住む家も人も環境全部が変わったんだよ…?」
「そっ…それはあたしも同じー……」
違う。
違うよね。
あたしは住む人は変わったケド……家は同じ。
今まで過ごし慣れてきたあたしの家……。
あたしは無言で下を向く。
ーポンッ
頭に優しい感触。