金髪執事と1つ屋根の下
誤魔化しなんて通用しない。
どうしよう。
学ラン金髪男子……学ラン金髪男子……。
学ラン金髪男子とあたし…何かあったっけ?
学ラン金髪男子は半熟の目玉焼きが嫌いで……あたしは騙されて固い目玉焼きを作って……。
あ。
「目玉焼き!!!!」
「は?目玉焼き?」
未来は不思議そうにあたしを見ている。
でもそんな未来の視線にあたしは気づかない。
頭にあるのは目玉焼きの事。
目玉焼き……固い目玉焼きを作って謝れば今度こそ機嫌直してくれるかな?
直してくれるよね?
「未来!!!!」
「え!!なっ…何!?」