金髪執事と1つ屋根の下
呻き声をあげながら男は気を失う。
た……助かったの?
涙を浮かべながらそう思った時
「……ったく
バカじゃねぇのかお前」
前からそう学ラン金髪男子の声が聞こえた。
あたしは顔を上げて学ラン金髪男子を見る。
「何だよこの男…お前の彼氏か?」
「……っ」
学ラン金髪男子はそう話しながら優しい手つきであたしの身体に巻きついているロープを外していく。
安心からかあたしの瞳からは涙が溢れ出した。
「バカ
汚れるだろ。泣くんじゃねぇよ」