金髪執事と1つ屋根の下
そう言う学ラン金髪男子は嫌そうな顔をしてあたしを見ている。
「だ…だって……こ…怖かったよぉ…」
「…あっそ」
「あっそって……素っ気なすぎ……!!!」
「…じゃあ何て言えばいいんだよ」
学ラン金髪男子はふてくされながらほどいたロープを床に投げた。
……何だろ。
何か昨日までとは違う気がする。
言葉使いは悪いんだケド…別にイライラしない。
…どうして?
そう思いながら学ラン金髪男子を見つめていると学ラン金髪男子もあたしに視線を向ける。
無表情であたしの方を見た学ラン金髪男子はあたしの後ろを見て急に目を見開いた。